全ての答えは自分の中にある

コロナが始まったころ、とある難病を抱えたクライアントさまからのご依頼で出張セッションを行なった時の記録です。
長年懇意にしているクライアントさんからの紹介でした。彼女は難病を抱えていたため、遠出することが難しく、当時はオンラインでのセッションは行っていなかったので、こちらから出向くことになりました。

なんでも、子供の頃から不思議な体験を数多くしていて、マカバのことも誰に教えられたわけでもなく知っていて、青い光をよく見るようになり、他人のエネルギーのこともよくわかるのだそうですが、ご自身のことだけがわからないとのことでした。

とは言っても私、霊視ができるわけでも、チャネリングができるわけでもないので、会ったところでお役に立てるのか疑問でした。だから、クライアントさんにも、その旨を了承してのご依頼なのか確認しました。

私ができるセッションは、トラウマやネガティブな感情を解放する心理的なセッションで、霊的なセッションじゃないからです。彼女の疑問に答えられるはずもないのですが、どうしてもと懇願されて了承することに。

お会いして、一通りお話を聞きました。

幼少期から、人に起こる大変なことがわかり、それを伝えようとするのですが、お母様から口を塞がれたこと。そのとき、自分がいてもいなくても意味がないと、存在意義を失ってしまったこと。こういう(特殊能力)ことは、人に言ってはいけないんだと思い、誰にも話せなかったこと。

病気になり、ますますいろいろなことがわかるようになってしまったこと。

昔から息がしづらく感じていること。

さらに、子供の時から、大きな一つ目が自分を見ているビジョンを頻繁に見て怖いことなど。いろんな人に聞いたが、その正体がわからないことなど。

もちろん私にもわかりません。そこで、その方にこんな風に話をしました。

「すべての答えはあなたの中にあります。だから、外側に答えを求めるのをやめて、自分自身の中を探求しましょう。まず、幼少期に傷つけられ、失ってしまた自己価値を取り戻して、それからリバースメディテーション(生まれ直しのワーク)を行い、何のために生まれてきたかを思い出しましょう。そして、ハートの聖なる空間に入って、あなたが知りたいことの答えを探しましょう。」

その方は簡単に変性意識に入ることができるようなので、すんなり私の誘導に入れるだろうと思いました。

まずは幼少期のご自身を癒してもらいました。3歳の彼女は、膝を抱えうつむいていたそうですが、その時の想いに寄り添ってもらい、優しく声をかけてあげることで、すっかり羽が生えて、光輝き、顔を上げて上を見ることができたそうです。

そして、次のリバースメディテーションで、胎児に戻り、さらにお母さんの子宮に入る前に戻ってもらいました。彼女はもともと生まれる前の記憶があり、契約書にサインしたことも覚えていると、セッション前に聞いていました。
「いつも見る光景です。「順番がきた。」と言われました。」と彼女がその情景を教えてくれました。そこで、私は質問しました。「順番を待ってまで、どうして生まれようと思ったのですか?なんのためですか?」
すると、「前に早く死んでしまったので、今度は長生きしなくちゃいけない。そして、生きている間に辿り着くところがある。」と答えたのです。

彼女は難病で、もちろんそれは命に関わる病気なわけですが、長生きしなきゃいけないそうなのです。でも、彼女自身はこの答えに深く納得したようでした。

後から聞いた話では、彼女がその難病の治療のために投与している薬は、今流行りのコロナも不活性にするものらしいです。

そして、ハートの聖なる空間に入るための誘導を行いました。3分くらいでしょうか。ゆっくりと意識をこちらに戻してもらいました。

リバーシングメディテーションでは、へその緒が巻きついて、生まれる時とても苦しかったことを思い出しました。彼女が息がしづらいと感じている原因だったようです。
そして、ハートの聖なる空間に入る瞑想で、ずっと怖かった大きな一つ目は、実は自分の目だったことがわかったそうです。それがわかったら、恐怖がなくなったそうです。

数十年来の疑問が晴れた!と瞳を輝かせ、とても感謝されました。そして、呼吸も楽にできるようになったみたいです。

今回のセッションで、私も勉強させてもらいました。

自分で得た答えは疑いようがなく、すっと腑に落ちるということ。
それは、他の人にしてもらうリーディングやチャネリングでは得られない絶対的な確信なのです。

そしてやっぱり、ハートに入るのは最強だということ。
ハートの聖なる空間は、すべてと繋がっていて、全てがあるのだということ。
そして、その空間こそが真実なのだということ。

私も日々、意識してハートの聖なる空間に入ろうと思います!

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA