宇宙人女子のお茶会Lightの収益の半分を寄付しました

先日、宇宙人女子のお茶会で集まった収益の半分を、一般社団法人小さないのちのドアに寄付致しました。

行き場を失くした妊婦たち

この活動を知ったのは、Yahooニュースに上がっていたある記事がきっかけなのですが、ある妊婦さんが、パートナーや親にも見放され、公園で野宿をし、それでも子供を産むことを望んで、なんとか支援の手があるところに行き着いたというお話でした。そして、この団体が、行き場がなく孤立した妊婦さんのためのマタニティーホームの建設費をクラウドファンディングしているのを知り参加しました。

どんな気丈な女性でも妊娠、出産、産後の子育てを一人で乗り越えることはできません。にも拘らず、小さないのちのドアの相談の中には、パートナーや実家に頼ることができず、孤立して途方に暮れている妊婦さんからの相談が少なくありません。妊娠したことで職を失い、住む所も失ってしまった妊婦さんにも多く出会ってきました。2020年5月頃からは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、職を失ったという妊婦さんからの相談が増えています。行政に相談に行っても「産んでから来てください」と言われます。日本には妊婦の生活支援に特化した制度がないとういうのが現状です。(一般社団法人小さないのちのドア News Letter Vol.3より)

「生理の貧困」も

昨日、NHKクローズアップ現代で、「生理の貧困」について放送されていました。「生理用品が買えない、買うのをためらったことがある。」という15歳から24歳の女性がなんと37%もいるという実態。遠い外国の話だと思っていたので、衝撃的でした。数百円のナプキンさえ、買うのを躊躇せざるを得ないなんて・・・。ある女性は、トイレットペーパーを小さく折りたたみ丸めて、タンポンのように使っていると言っていました。紐が付いていないので、とうぜん膣に指を突っ込んで回収するわけですが、当然指に経血がつきます。公共のトイレでは、その手を洗うところを人に見られることもあるわけです。その時とても切ない気持ちになると言っていました。生理の期間は漏れが気になって、ほとんど外出できないそうです。

彼女が特異なケースではなく、生理によって、機会損失を経験している女性がたくさんいることを知りました。生理だったら(でも生理用品が買えないから)、長時間の実習に参加できない。生理の期間に当たらないことを願うしかない。そんなことを言っている女性もいました。

ただでさえ、生理は憂鬱で、いろいろなことが制限されるのに、こんな思いを毎月している女性たちがいることはとてもショックでした。さらにショックだったのは、親や夫から生理用品を買うことを制限されているという実態もあることでした。

女性の社会へ

世界中でこの「生理の貧困」が取り上げられ、国や自治体が動き始めました。海外では生理用品を無償で配布する学校もあるそうです。日本でも少しずつですが、行政が動き始めました。
でも「生理の貧困」も、「小さないのちのドアの活動」も、女性が置かれている立場のほんの一部を切り取ったものに他なりません。長い間、どれだけ女性が虐げられてきたか、それがようやく露呈し始めました。女性が声を上げられるようになってきたし、やはり女性の集団のパワーは、創造のエネルギーを宿していると感じています。

しかし、多くの男性は、女性がつくる社会を敬遠します。女性が活躍することを妬んだり、女性ばかりが優遇されるのはおかしいという男性もいます。最近では森元首相の発言が取り沙汰されましたが、彼の声は決して彼だけの声ではなく、多くの男性が普通に感じていることなんだと思います。

でも、女性が幸せな社会は、間違いなく男性も幸せな社会のはずです。決して女性優位というわけではなく、今までの男性的なピラミッド型の社会構造ではなく、サークル型の社会は、助け合って、寄り添いあって、みんなで豊かに幸せになっていくー。誰かの不幸の上に、自分の幸せを築くようなヒエラルキーの社会構造は、もう終わりになります。

今はちょうど過度期。膿が噴出し、世の中が暗闇の中にあるように思えても、決して希望を捨てず、どうかハートの中で愛に満たされ、その周波数で生きましょう!

 

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